下着の色は何色ですか?と聞くのはセクハラなのか
最近、某社のブログを英語投稿しているのでその記事を転載。
一昨日、友人たちと京都のビアガーデンに行ってきました。ビアガーデンならどこでもやってますが京都のビアガーデンは格別ですねー
四条大橋や鴨川を眺めながら2時間、好きなだけビールを飲み、くだらない話をして盛り上がる。京都の夏の風物詩だといっていいでしょう。普段歩いている京都の市街地をホテルや百貨店の屋上から一望することは観光とはまた違った風情があります。
とまぁ、そんなこんなで今日はビアガーデンで友人とちょっと盛り上がった話をしたいと思います。
スマホやSNSがここ数年すごいスピードで浸透し、年齢、性別、属性、性格、身長、体重、体脂肪率関係なく、誰でもスマホを使ってどこでもいつでも
「今なにしてるのー?」
「どこにいるのー?」
「誰といるのー?」
「今日何色のパンツ履いてるのー?」などとカンタンに連絡を取れちゃいます。
昔は気になる異性と連絡をしようもんなら夜中にこっそり起きてお父さんお母さんにバレないよう一家に一つしかない固定電話でひそひそ話したもんですが、今はスマホでポーンと、いくらでもメッセージが送れちゃう。
もはや愛の告白もLINEで送っちゃうなんてこともありますよね。たまにね。
でもやっぱり、Face to Faceで言うのと、LINEでいうのとでは全然伝わり方が違うんですよね。
特にお互いの考えを伝えようとすると、少しでも言葉たらずだと
誤解を生み、大変危険です。
ですから大事な話はFace to Faceで伝えましょう。
一方、大事じゃない話はどうでしょうか
そもそも大事な話ができるくらい仲良しになるにはくだらない会話が必要です。
世界中のありとあらゆる既婚者がジョークの飛ばし合いによる過酷なお笑いバトルを幾度も経験しているのです。たぶん
そんなときに有効なのはLINEでしょう。
Face to Faceはリアルタイムで返答が求められるので、かなりの瞬発力と思考力が問われます。しかも少しのミスが失笑を生み、その日のデートがお葬式のような空気へと化します。
例えば、
異性の履いているパンツの色を聞くとします
同い年の異性と二人で、ホテルのレストランで晩ごはんデートをします。
二人ともドレスアップをして、豪華なシャンデリアに照らされながら
シャンパンで上品な乾杯を終え、最近の出来事の報告などなど他愛もない話もしたりして、ちょっと盛り上がった頃に「今日は何色のパンツを履いてるの?」と聞いたらどうでしょうか。
相手が
女性だったらシャンパングラスが飛んできます。女性は憤慨し、破局です。
男性だったら脱ぎたてのパンツが飛んできます。あなたは憤慨し、破局です。
・・・
このようにFace to Faceでは破局を招くことがわかります。
一方、SNSはどうでしょうか。
SNSでは「OOちゃん(くん)は今日何色のパンツを履いてるの?」というメッセージだけが共有され、その時のニヤついたいやらしい表情が相手に見られる危険性はありません。
しかもリプライのタイミングは相手に委ねられるので、
いつ、どんな場面で聞いても返ってくる答えは同じです。
例えば
A「OO駅の改札にいます!」
B「今向かってる!今日は何色のパンツを履いてるの?」
A「青色だよ!」
A「おはよう!」
B「おはよう!早起きだね!」
A「Bちゃんこそ早起きだね!」
B「Aくんのメッセージで目が覚めたよ!」
A「今日は何色のおパンツを履いているの?」
B「赤色だよ!」
A「・・ごめん仕事だった!さっきの電話なんだった?」
B「今日は何色のパンツを履いてるの?」
A「履いてないよ!」
なるほど新たな発見です
SNSだと、いつ、どんな場面で聞いても
パンツの色を知ることができます。さらに、そもそも履いていないという新しい発見も得られるのでとってもお得です。
相手に自分の表情を見られない上、ゆっくり考えて答えられるため、
上記の3人のように見事プロポーズを成功させることもできるかもしれません。
気をつけたいのは、
SNSで成功したからと言って、調子に乗って実際に対面したときにも「今日はパンツ何色??」と聞いて破局にならないようにしたいですね。
じゃ研究にもどります